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あなたの携帯電話から、着信音が聞こえてきた。
メールだ。



From:変身中
To:【あなた】
Sub:ミッション@結果


ミッション失敗

エリアに100人の“鬼”が追加された。






「失敗って・・・?!」
坂本君は、間に合わなかったのか?
しかも、この遊園地の中に全部で104人の“鬼”って・・・?

「どうやって逃げろと言うんだよ・・・」
呆然とするあなた。

そして、あたりを見回した。



「?!」



あなたは見た。
あたりが真っ黒に見えるほどたくさんの“鬼”たちを。
まっしぐらにこちらに向かって走ってくる。

「クソッ?!」

あなたは慌てて走り出したのだが・・・。



「馬鹿な?!」



前からも、後ろからも左右からも、微笑みを浮かべた美女・・・“鬼”たちが走ってくる。



「やめろ〜〜〜っ!」



必死に叫ぶあなたに、一人の美女がカードを張り付けた。

眩いばかりの閃光が、あなたの体を包み込んだ・・・。



「岡田さん、そちらのクランケ(患者)をよろしくね」
「わかりました」
あなたは病室に入ると、
並んでいるベッドの一つに歩いていく。
「徳田さん、具合はどうですか?」
あなたが声をかけると、高校生くらいに見える少年が思わず、
「あっ?!」
と声をあげ、顔を赤くしている。
「さあ、熱を測ってね」
少年に体温計を渡すと、
「ご飯は、ちゃんと食べている?」
「あっ・・・は、はい・・・」
「そう、偉いぞ!」
あなたはかわいらしい笑顔を少年に向けた。 少年はあなたの姿を、羨望の眼差しで見つめている。

アップにまとめた髪には、ナースキャップを被っている、大きな瞳と透き通るような白い肌。
白衣はあなたの女性らしい体のラインを引き立てている。
そしてスカートから延びる白い足。


あなたはかわいらしい看護師になってしまった。




GAME OVER






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