あなたはトンネルの中で休むことにした。

トンネルの中で腰を下ろすと、大きく息をついた。
木の間から、外の様子を窺う。
「・・・良い場所が見つかったな・・・」
ホッとして気が緩んだのか、思わず笑顔が出たが・・・?
「?!」
あなたの顔が強張る。
黒いスカートスーツの美女・・・“鬼”があなたの歩いていた道を歩いている。
時折足を止めて、辺りを見回している。
「・・・危なかったな・・・」
ホッとするあなた。
あのまま歩いていれば、彼女に追い回されることになっただろう。

あなたは、しばらくトンネルの中に隠れていた。
その間にも、トンネルの周りで何度も“鬼”を見かけた・・・しかも、それぞれ別人の?!
そして、メールも2回入った。
それぞれ、“鬼”の追加を知らせるものだった。

タイマーに視線を移す。 残りは10分。

“鬼”を見かける頻度も多い・・・ここも安全なのだろうか?







             <まだ、ここにいよう>            <移動しよう>





















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